一橋大学MBA(一橋ビジネススクール)の入試・倍率・学費【2027年4月入学】第2期・冬期は1月出願

一橋大学MBA(一橋大学大学院 経営管理研究科、通称 一橋ビジネススクール/HUB)には、働きながら通える夜間のプログラムと、全日制・英語のプログラムをあわせて4つのMBAがあります。この記事では、2027年4月入学の入試を、2027年度の募集要項と大学が公開している入試結果をもとに整理しました。
夏から秋の入試はほぼ終わり、2027年4月入学でこれから出せるのは、2027年1月に出願する「経営管理プログラム 第2期」「金融戦略・経営財務プログラム 冬期」「経営分析プログラム 企業派遣 第2期」です。このうち経営管理の第2期と金融戦略の冬期は、どちらか一方にしか出せません。
一橋大学MBAの要点(2027年4月入学)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 研究科 | 一橋大学大学院 経営管理研究科(HUB)。経営管理専攻(日本語)と国際企業戦略専攻(英語、ICS) |
| MBAのプログラム | 経営分析(全日制)、経営管理(夜間・土曜)、金融戦略・経営財務(夜間・土曜)、ICS MBA(英語・9月入学) |
| 今から出せる入試 | 経営管理 第2期(1/4〜1/8)、金融戦略 冬期(1/4〜1/12 必着)、経営分析 企業派遣 第2期(1/4〜1/8) |
| 選考(経営管理) | 1次:書類と小論文(90分)/2次:口述(20分) |
| 選考(金融戦略) | 1次:書類/2次:口述(面接)。筆記試験はなし |
| 倍率 | 経営管理 6.1倍(2026年度)、金融戦略 冬期 4.27倍(2026年度) |
| 学費 | 入学料282,000円、授業料 年642,960円 |

MBAロンダリングの講師は、全員が一橋大学大学院 経営管理研究科の修了生です。経営管理か金融戦略かで迷っている方は、無料相談でご相談ください。
一橋大学MBA(一橋ビジネススクール)とは
一橋大学大学院 経営管理研究科は、2018年に商学研究科と国際企業戦略研究科の一部を統合して開設されました。日本語で学ぶ「経営管理専攻(SBA)」と、英語で学ぶ「国際企業戦略専攻(ICS)」の2つからなり、どちらも国際認証のAACSBを取得しています。
日本語のプログラムは「理論と現実の往復運動」を教育の考え方に掲げています。たとえば経営管理プログラムでは、10名前後の少人数の「ワークショップ」を2年間必修で受け、最後にワークショップレポートにまとめます。
4つのプログラムの違い

| プログラム | 授業・場所 | 定員 | 職務経験 |
|---|---|---|---|
| 経営分析 | 平日昼の全日制・国立キャンパス | 40名 | 一般選考は不要(企業派遣は3年以上) |
| 経営管理 | 平日夜(18:20〜22:00)と土曜・千代田キャンパス | 53名(別にホスピタリティ10名) | 出願期間の開始日に3年以上 |
| 金融戦略・経営財務 | 平日夜と土曜・千代田キャンパス | 41名(秋期と冬期の計) | 入学時点で原則2年以上 |
| ICS MBA | 全日制・英語・千代田キャンパス(9月入学) | — | 9月の入学までに常勤で2年以上 |
働きながら通うなら、夜間と土曜に千代田キャンパス(学術総合センター)で授業がある経営管理か金融戦略です。経営管理には、サブプログラムとしてホスピタリティ・マネジメント・プログラムもあります。経営分析は全日制で、新卒で進学する人も多いプログラムです。ICSはすべて英語の授業で、9月に入学します。
入学者の顔ぶれ(2026年度)
| 経営分析 | 経営管理 | 金融戦略・経営財務 | |
|---|---|---|---|
| 平均年齢 | 27歳 | 36歳 | 33歳 |
| 入学前の身分 | 新卒50%・社会人43% | 社会人100% | 社会人100% |
| 女性の割合 | 53% | 23% | 14% |
夜間の2つは、全員が社会人です。修了率(2024年度の入学者のうち2年以内に修了した割合)は、経営分析が98%、経営管理が92%です。
2027年4月入学:今から出せる入試
経営分析の一般選考(7月出願)、経営管理の第1期(9月出願)、金融戦略の秋期(9〜10月出願)は締め切られています。経営管理の第1期は10月18日に1次試験が行われ、合格発表は11月16日です。これから出せるのは、次の3つです。

| 日程 | 経営管理 第2期 | 金融戦略 冬期 | 経営分析 企業派遣 第2期 |
|---|---|---|---|
| 出願 | 2027年1月4日〜8日 | 1月4日〜12日(必着) | 1月4日〜8日 |
| 1次 | 1月31日 小論文(予備日 2月7日) | 書類選考(結果は1月29日以降) | 書類選考 |
| 1次の発表 | 2月10日 14:00以降 | — | 2月10日 |
| 2次(口述) | 2月14日 | 2月7日 | 2月14日 |
| 合格発表 | 2月18日 14:00以降 | 2月19日 13:00 | 2月18日 |
注意したいのは併願の決まりです。経営管理研究科の入試はA〜Cの群に分かれ、同じ群の入試には併願できません。経営管理の第2期、経営分析の企業派遣 第2期、金融戦略の冬期は同じ「C群」なので、1月の出願ではどれか1つを選ぶことになります。
日本語の3つのプログラムの説明会は、2026年度分がすべて終わり、今は予定がありません。2027年度の募集要項は大学のサイトに公開されています。
選考の中身
経営管理:書類と小論文、口述
1次は書類選考と小論文(90分)、2次は口述試験(20分)です。小論文は、経営や経済に関する文章を読んで日本語で書きます。口述では将来計画に関することが聞かれます。英語のスコアは必須ではなく、願書の欄に書いておけば選考の参考にされます。
| 出す書類 | 中身 | 字数 |
|---|---|---|
| 職務・学習に関する経歴書 | これまで従事した職務と学習歴 | 日本語2,000字程度 |
| 将来計画書 | 表紙に「探求したいテーマ」。これまで行ってきたこと、学びたいこと、その進め方・方法、修了後の計画 | 日本語2,000字程度 |
一橋では「研究計画書」という名前ではなく「将来計画書」を出します。出願資格は、出願期間の開始日の時点で実務経験3年以上(在職証明書で通算36か月以上)です。教員への事前の相談はできません。
金融戦略・経営財務:書類と口述(筆記なし)
1次は書類選考、2次は口述試験(面接)で、筆記試験はありません。出願資格は、入学時点で企業・官公庁などで原則2年以上の実務経験があることで、社会人2年目でも出願できます。
書類は、これまで「修士論文計画書」か「修士論文構想書」を選んで出す形でした(大学のよくある質問では、どちらを選ぶかで評価に差はつかないとされています)。ただし2027年度は、説明会の案内に「研究計画書等(これまでと大きく変わる部分があります)」と書かれているので、必ず2027年度の募集要項で様式を確かめてください。このプログラムは、ファイナンスとデータ分析を軸に、修士論文を自分で実証分析して書くのが特徴です。
経営分析(全日制)の企業派遣
経営分析の一般選考(筆記は小論文か数学を選ぶ90分、英語の外部試験のスコアが必須)は、2027年4月入学分は締め切られています。1月に出せる企業派遣 第2期は、実務経験3年以上と派遣元の派遣証明書が要り、選考は書類と口述(20分)だけです。
ICS MBA(英語・9月入学)
ICSは9月入学で、2027年9月入学の第二次募集(Round2)は2026年11月9日〜2027年2月4日 14:59に出願、面接は3月18日です。GMATかGREのスコアが必須で、英語のエッセイ5問とオンラインのビデオ面接で選考します。学位は経営学修士(専門職)、1年制と2年制から出願時に選びます。
倍率:経営管理は5〜6倍で推移
大学が公表している入試の結果です(倍率は大学の表記)。
| 入学年度 | 経営分析 出願・合格 | 倍率 | 経営管理 出願・合格 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 140・53 | 2.6倍 | 358・67 | 5.3倍 |
| 2024年度 | 142・52 | 2.7倍 | 363・65 | 5.6倍 |
| 2025年度 | 116・51 | 2.3倍 | 338・63 | 5.4倍 |
| 2026年度 | 96・43 | 2.2倍 | 408・67 | 6.1倍 |
| 金融戦略・経営財務 | 秋期 出願・合格 | 実質倍率 | 冬期 出願・合格 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 55・34 | 1.62倍 | 24・9 | 2.67倍 |
| 2026年度 | 71・32 | 2.22倍 | 47・11 | 4.27倍 |
夜間の経営管理は、毎年60数人の合格に対して出願が330〜410人あり、国内のMBAの中でも倍率の高いプログラムです。金融戦略は秋期で多くを合格させ、冬期は「若干名」の募集のため、2026年度の冬期は4.27倍でした。1月に出すなら、この狭さを前提に準備します。ICSの2026年9月入学は、志願204人・合格70人でした。
学費と給付金
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 入学料 | 282,000円 |
| 授業料 | 年額642,960円(前期・後期 各321,480円) |
| 2年の合計(入学料+授業料2年分) | 1,567,920円 |
経営管理研究科の授業料は、2021年度の入学者から、国立大学の標準額(年535,800円)の1.2倍にあたる642,960円です。授業料は改定されることがあります。また、2027年度の入学者から、入学料の免除の対象は日本人学生など(永住者などを含む)に限られます。
厚生労働省の教育訓練給付は、プログラムによって種類が違います。金融戦略・経営財務とICSは専門実践教育訓練(受講費用の最大80%、年64万円まで)、経営分析と経営管理は一般教育訓練(20%、上限10万円)の対象です。金融戦略の専門実践の指定期間は2027年3月31日までと登録されているので、2027年4月入学で使えるかは、指定が更新されるかどうかを厚生労働省の検索システムやハローワークで確かめてください。
1月の出願から逆算した準備
1月の出願は、経営管理 第2期と金融戦略 冬期のどちらか1つです。経営全般を学びたいのか、ファイナンスとデータ分析で修士論文を書きたいのかで選びます。
経営管理なら「職務・学習に関する経歴書」と「将来計画書」(各2,000字程度)。将来計画書には「探求したいテーマ」を立て、これまでの仕事の問題意識とつなげます。金融戦略は、2027年度の募集要項で書類の様式を確かめてから取りかかります。
経営や経済の文章を読んで90分で書く練習を続けます。
経営管理と経営分析(企業派遣)は1月8日まで、金融戦略は1月12日必着です。在職証明書など、取り寄せに時間がかかる書類は12月中にそろえます。
経営管理は1月31日に小論文、2月14日に口述。金融戦略は2月7日に口述です。口述では、書類に書いた計画を自分の言葉で説明できるようにしておきます。
MBAロンダリングの講師は全員が一橋大学大学院 経営管理研究科の修了生で、うち2人は金融戦略・経営財務プログラムの出身です。金融戦略・経営財務プログラムに合格した方も指導してきました。一橋のファイナンスのように研究の計画が重く見られる大学院向けには、研究者コースも用意しています。
よくある質問
- 経営管理と金融戦略を併願できますか?
-
1月に出す経営管理の第2期と金融戦略の冬期は同じ「C群」なので、併願できません。異なる群の入試どうしなら出願できます。
- 働きながら通えますか?
-
経営管理と金融戦略は、平日の夜と土曜に千代田キャンパスで授業があり、働きながら通う人のためのプログラムです。経営分析は平日昼の全日制です。
- 英語の試験はありますか?
-
経営管理と金融戦略は英語のスコアが必須ではありません。経営分析の一般選考は英語の外部試験のスコアが必須で、ICSはすべて英語です。
- 職務経験は何年必要ですか?
-
経営管理は出願期間の開始日に3年以上、金融戦略は入学時点で原則2年以上です。経営分析の一般選考は職務経験を問いません。
- 国立なのに授業料が高いのはなぜですか?
-
経営管理研究科は、2021年度の入学者から、授業料を国立大学の標準額の1.2倍(年642,960円)にしています。
まとめ
一橋大学MBAは、夜間の経営管理・金融戦略、全日制の経営分析、英語のICSの4つから選べます。2027年4月入学を目指すなら、次の3点を押さえておきます。
- これから出せるのは1月出願の経営管理 第2期・金融戦略 冬期・経営分析 企業派遣 第2期。同じ群なので1つに絞る
- 経営管理は経歴書と将来計画書(各2,000字程度)、小論文90分、口述20分。倍率は6.1倍
- 金融戦略の冬期は「若干名」で4.27倍。2027年度の書類の様式を募集要項で確かめる
この記事の情報は、一橋大学大学院経営管理研究科の公式資料(参照日:2026年10月13日)をもとにしています。出願の前に必ず最新の募集要項を確かめてください。ほかの大学院の情報は国内MBA・MOT入試情報にまとめています。
- 一橋ビジネススクール(HUB)
- 2027年度 経営管理プログラム 学生募集要項(PDF)
- 2027年度 経営分析プログラム 学生募集要項(一般選考、PDF)
- 2027年度 経営分析プログラム 学生募集要項(企業派遣、PDF)
- 経営管理専攻 合格実績
- 金融戦略・経営財務プログラム 入試情報
- 金融戦略・経営財務プログラム 応募状況
- ICS MBA 入試情報
- 一橋大学 授業料等
- 厚生労働省 教育訓練給付制度 検索システム
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一橋の夜間のプログラムは倍率が高く、書類・小論文・口述のどれもが合否に関わります。1月の出願に向けて、どのプログラムに出すかを早めに決めることが第一歩です。
MBAロンダリングは、講師が全員一橋大学大学院 経営管理研究科の修了生という国内MBA・MOTの受験予備校です。プログラム選びから書類の組み立て、小論文・面接の対策まで伴走します。
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監修:Yoshito.S 一橋大学大学院経営管理研究科修了
メガバンクでの金利マーケット業務等を経て一橋大院にてMBAを取得。修了後、アセットマネジメント会社や事業会社にて資産運用業務に従事。金融出身者向けの受験指導を強みとする。
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