MBAの難易度は?国内MBAの倍率一覧と入試の違い【2026年度入試】

MBAの難易度:倍率は1.5倍から8倍、筆記・英語・職務経験の違いも整理

国内MBAの難易度を、主な25の入試(主に2026年度)の倍率で見ると、約1.5倍から8.0倍まで幅があり、25のうち17は2〜4倍の間です。高いのは京都大学の一般選抜(8.0倍)と一橋大学の経営管理プログラム(6.1倍)で、早稲田は3.8倍、神戸は3.2倍、慶應の全日制MBAは2.6倍でした。

ただ、倍率だけでは入試の難しさは比べられません。書類と面接だけで決まる大学院もあれば、経営学や数学の筆記、英語のスコアが要る大学院もあり、人によって難しいところが変わるからです。この記事では、大学院が公表している入試結果と募集要項をもとに、倍率と入試の中身を並べました。

国内MBA・MOT受験予備校のMBAロンダリング編集部が調べました。倍率と入試の条件は、2026年10月13日〜11月5日に各大学院の公式資料で確かめた時点のものです。倍率は「出願者数÷合格者数」にそろえたので、大学の公表の値と少し違う場合があります。

国内MBAの難易度の要点

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見ること分かったこと
倍率の幅この記事で並べた25の入試で1.49倍〜8.0倍。25のうち17は2〜4倍の間
倍率の高い入試京都 一般選抜 8.0倍、一橋 経営管理 6.1倍、一橋 金融戦略 冬期 4.27倍、京都 i-MBA 4.08倍
筆記が無い入試早稲田(書類と面接)、中央、明治、同志社、一橋 金融戦略 など
英語スコアが要る入試京都(一般・特別とも配点100)、一橋 経営分析、筑波 MBA-IB など。一橋 ICS は GMAT か GRE が必須
職務経験の条件不要(慶應 MBA、一橋 経営分析)〜通算15年以上(慶應 EMBA)
1枚でわかる国内MBAの難易度:倍率の幅、入試の4つの型、自分にとっての難しさを確かめる4項目

現実的な候補は、職務経験の年数と英語、準備に使える時間で変わります。自分の経歴でどの大学院が現実的かを整理したい方は、無料相談で今の経歴をお聞かせください。フォームの必須はお名前とメールアドレスだけで、志望校が決まっていなくてもかまいません。送信すると、2〜3営業日以内に担当者から連絡があります。

大学院別の倍率一覧(2026年度入試)

国内の主なMBAのうち、志願者数と合格者数を公式の資料で確かめられた入試を、倍率の高い順に並べました。名古屋商科大学と青山学院大学は入学者数だけの公表だったので入れていません。グロービス経営大学院は「倍率は公開していません」と案内しています。すべての大学院を調べたわけではありません。

国内MBAの倍率の棒グラフ:京都 一般選抜8.0倍、一橋 経営管理6.1倍、京都 i-MBA 4.08倍、早稲田 夜間主3.85倍、筑波 経営学3.83倍、神戸3.21倍、横浜国立3.16倍、都立2.76倍、慶應 MBA 2.64倍、明治2.47倍、中央2.04倍、法政1.49倍
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大学院・プログラム出願合格倍率
京都大学 一般選抜152198.00倍
一橋大学 経営管理408676.09倍
一橋大学 金融戦略 冬期(募集は若干名)47114.27倍
京都大学 i-MBA(英語)163404.08倍
早稲田大学 夜間主7161863.85倍
早稲田大学 全日制169443.84倍
筑波大学 経営学134353.83倍
筑波大学 MBA-IB(英語)132363.67倍
神戸大学234733.21倍
横浜国立大学 YBS60193.16倍
一橋大学 ICS(英語、2026年9月入学)204702.91倍
東京都立大学 経営学(2025年度)91332.76倍
早稲田大学 英語2プログラム(2025年9月入学)3351262.66倍
慶應義塾大学 MBA193732.64倍
同志社大学 DBS(一般)55212.62倍
明治大学 GBS(2025年度の一般)217882.47倍
兵庫県立大学 経営専門職118482.46倍
京都大学 特別選抜82342.41倍
一橋大学 経営分析96432.23倍
一橋大学 金融戦略 秋期71322.22倍
中央大学 CBS(4月入学)141692.04倍
中央大学 CBS(9月入学)40211.90倍
慶應義塾大学 EMBA105591.78倍
立教大学 ビジネスデザイン(社会人)1531021.50倍
法政大学 IM(GMBAを除く)125841.49倍
出典:各大学院の入試結果(下の「参考資料」)。早稲田の全日制・夜間主は秋冬の合計。倍率は出願÷合格で計算。神戸と筑波の出願は志願者数。一橋 経営管理はホスピタリティ・マネジメントを含む

大学によって、公表している数字の取り方が違います。同志社と明治は一般入試、立教は社会人入試だけの数字で、入試の区分のそろえ方も大学院で同じではありません。受験者数を合格者数で割ると、たとえば筑波の経営学は3.63倍、神戸は3.16倍で、上の表より少し下がります。早稲田の倍率は大学の公表では3.8倍です。金融戦略の冬期は募集が「若干名」で、秋期(秋冬あわせて定員41名)とは枠の大きさが違います。

倍率だけでは難易度を比べられない3つの理由

年によって大きく動く

同じ大学院でも、倍率は年ごとに動きます。京都の一般選抜は2025年度の5.12倍から2026年度は8.0倍に上がり、慶應のMBAは2024年度の3.72倍から2025年度は2.49倍に下がりました。1年分の数字で序列を決めると、翌年には入れ替わることがあります。

京都の一般選抜の合格最低点は、2024年度252点、2025年度265点、2026年度200点でした。2027年度の要項の配点は計400点ですが、各年度の配点は確かめられていません。倍率が8.0倍に上がった年に最低点は下がっており、倍率と最低点は必ずしも連動しません(理由は公表されていません)。

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入試202420252026
京都 一般選抜5.25倍5.12倍8.00倍
一橋 経営管理5.6倍5.4倍6.1倍
慶應 MBA3.72倍2.49倍2.64倍
筑波 経営学3.03倍2.69倍3.83倍
神戸2.44倍3.42倍3.21倍
見出しは入試の年度。出典:各大学院の入試結果。一橋は大学の公表の値(経営管理はホスピタリティ・マネジメントを含む)。ほかは出願(志願)÷合格で計算

出願できる人の条件が違う

慶應のEMBAは1.78倍ですが、出願には通算15年以上の職務経験が要ります。ここの倍率は、その条件を満たした人どうしの競争の結果です。職務経験を問わない入試の倍率と、そのまま比べることはできません。

英語のプログラムでは、留学生の出願も数字に入ります。筑波のMBA-IBは出願132人のうち85人が外国人(パンフレットの数)で、除くと出願47人・合格26人の1.81倍です。入試結果の「外国人留学生」(出願62人・合格7人)で除くと2.41倍になります。どちらも編集部が計算した参考値で、確かめた資料に国籍別の枠の記載はなく、日本人の合格の難しさをそのまま示す数字ではありません。

どの段階で絞られるかが違う

神戸は段階ごとの数を公表しています。2026年度は、1次(小論文と書類)で受験231人から102人に、2次(口述)で102人から73人に絞られました。1次が2.26倍、2次が1.40倍です。神戸を受けるなら、まず小論文と書類を通すことが山場になります。

書類と面接の入試でも、面接の段階で落ちる人がいます。同志社の2026年度の一般入試は、書類で55人が39人に、口述では受験35人のうち21人が合格でした。京都の特別選抜は、書類で82人が49人に絞られ、最終の合格は34人でした。どの段階が山場になるかで、準備の配分が変わります。

入試の中身で見る4つの型

国内MBAの入試は、筆記と英語の有無で大きく4つの型に分かれます。「自分の準備で勝負しやすい型はどれか」を見ると、志望校を絞りやすくなります。

国内MBA入試の4つの型:書類と面接(早稲田・中央・明治・同志社・一橋 金融戦略)、書類と小論文と面接(一橋 経営管理・神戸・筑波 経営学・横浜国立)、科目の筆記あり(慶應 MBA・都立)、英語スコアが点数に入る(京都・一橋 経営分析)

主な入試の中身は次のとおりです。スマホでは表を横に動かせます。

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入試選考英語スコア職務経験
早稲田 全日制・夜間主書類→面接。筆記なし任意(提出を推奨)常勤で満3年以上
一橋 経営管理書類+小論文90分→口述20分任意(選考の参考)出願開始日に3年以上
一橋 金融戦略書類→口述。筆記なし任意入学時に原則2年以上
一橋 経営分析(一般)小論文か数学を選ぶ筆記90分など必須不要
慶應 MBA書類→筆記120分(公式の過去問では英文記事の論述と数理)+面接可能な限り提出不要
慶應 EMBA(個人)書類→筆記60分+面接任意通算15年以上
神戸小論文60分+書類→口述なし入学時に1年以上
筑波 経営学研究計画書30点・小論文20点・口述50点不要概ね1年以上
筑波 MBA-IB書類(エッセイなど)→英語面接必須入学までに1年以上
横浜国立 YBS小論文+書類→口述記載なし入学前に3年以上
東京都立 経営学(一般選抜)書類+筆答(経営学の各分野か数学)+口頭記載なし記載なし
京都 一般選抜小論文100点+筆答200点(4科目から1つ)+英語100点配点100記載なし
京都 特別選抜書類200点+面接200点+英語100点配点100実務経験を重視
明治 GBS書類+面接試問任意(資格の欄あり)入学1年前に2年以上か個別審査
中央 CBS書類+面接任意(加点なし)入学時に3年以上
同志社 DBS(一般)書類→口述記載なし3年以上か資格認定審査
立教 ビジネスデザイン(社会人)課題エッセイ・書類+口頭試問記載なし入学時までに2年以上
法政 IM小論文+口述(AO入試の企業等派遣などは小論文を免除)記載なし原則3年以上
兵庫県立推薦は口述、一般は小論文+面接記載なし2年以上
出典:各大学院の2027年度の募集要項ほか(立教・法政は2026年度の要項、明治はGBSの入試案内)。「記載なし」は、確かめた資料に条件の記載が無いという意味で、不要と決まったわけではありません

編集部の見方を添えると、英語に不安がある人には早稲田・神戸・一橋の経営管理のようにスコアの提出が必須でない入試が、書くことが得意な人には小論文のある入試が、経歴で語れることが多い人には書類と面接の入試が向きます。数字に強い人なら、慶應や都立、京都の筆記は得点源になります(試験の形からの見方で、合否の傾向を示すものではありません)。

自分にとっての難しさを確かめる4項目

志望校の候補が出たら、倍率を見る前に次の4つを確かめると、無理な出願を避けられます。

STEP
職務経験の年数で出願できるか

早稲田は全日制も含めて満3年以上(2027年度入試から)、神戸は入学時に1年以上、慶應のMBAは不要です。休職や転職の扱いは大学院ごとに違うので、要項で確かめます。

STEP
英語のスコアを出願までに用意できるか

京都は2027年度入試からスコアの追送ができなくなり、出願期間を過ぎると英語は0点の扱いになります。TOEFL・IELTSは公式スコアの直送も要るので、数週間の余裕をみます。

STEP
筆記の範囲を勉強する時間があるか

京都の筆答は経営学・会計学・経済学・数学の4科目から当日に1つを選び、小論文は設問ごとに合格基準があります。都立は経営学の各分野か数学から選びます。慶應のMBAは、公式の過去問では英文記事の論述と数理です。神戸は時事問題の小論文(500字程度、60分)です。

STEP
書類を書く時間があるか

筑波は研究計画書がA4で6ページ以内、神戸はテーマと7つの設問、一橋の経営管理は経歴書と将来計画書(各2,000字程度)です。慶應は調書2を自分で考えて書くことが求められ、他者や生成AIの助けは認められていません。

候補を広げて見たいときは、国公立・私立・MOTの主な大学院を並べた国内MBA・MOT入試情報が便利です。日程と書類を詳しく知りたい大学院は、一橋・早稲田・慶應・神戸・筑波・東京科学大学MOTの記事で解説しています。

4項目のどこで引っかかるかは人によって違います。「職務経験は足りるが英語スコアが間に合わない」「筆記の勉強の時間が取れない」といった状況を無料相談で伺い、候補の大学院の入試に今から間に合うかを一緒に確かめます。

学歴・年齢・英語についてよくある不安

出身大学は関係あるのか

公式に出身大学の条件を置いている入試は、今回調べた範囲にはありません。京都の特別選抜の募集要項には「出身大学を問わず、全ての志願者を同等かつ公平に扱っており」と書かれています。早稲田も学部の専門や職種を問わないとしています。大学を卒業していない人にも、個別の資格審査の道があります(早稲田・慶應・都立は22歳以上)。

年齢は不利にならないか

公表されている入学者の年齢を見ると、40代の入学は珍しくありません。神戸の2026年度の入学者は71人のうち40歳以上が37人、筑波の経営学の平均は38.6歳、一橋の経営管理の平均は36歳、慶應のEMBAの平均は46歳です。年齢で合否に差がつくかどうかは公表されていないので、これは入学者の顔ぶれから分かる範囲の話です。

英語ができないと無理か

英語のスコアを必須にしない入試は多くあります。早稲田は任意(提出を推奨)、一橋の経営管理は任意(選考の参考)で、神戸は2025年4月入学から英語の筆記を廃止しました。一方で、京都は日本語のプログラムでも英語スコアが配点に入り、一橋の経営分析は必須です。英語に不安があるなら、早めに志望校から条件を確かめるのが確実です。

よくある質問

国内MBAでいちばん難しいのはどこですか?

この記事で並べた入試の中では、2026年度の倍率がいちばん高いのは京都大学の一般選抜(8.0倍)で、一橋大学の経営管理(6.1倍)が続きます。ただ、倍率は年ごとに動き、入試の中身も違うので、「どこがいちばん難しいか」は人によって変わります。

MBAの倍率はどのくらいですか?

この記事で並べた25の入試(主に2026年度)では、1.49倍から8.0倍です。25のうち17は2〜4倍の間にあります。

筆記試験なしで受けられるMBAはありますか?

早稲田(書類と面接)、一橋の金融戦略・経営財務(書類と口述)、中央のCBS(書類と面接)、同志社のDBS(書類と口述)などは、筆記試験がありません。

MBAはTOEICなしでも受けられますか?

受けられる入試は多くあります。早稲田と一橋の経営管理は英語スコアの提出が必須ではなく、神戸は英語の試験がありません。京都はスコアを出さないと英語が0点の扱いになり、一橋の経営分析は必須です。

働きながら合格できますか?

合格できます。夜間と土曜のプログラムは社会人を前提にしています。一橋の経営管理と金融戦略は入学者の全員が社会人(2026年度)です。準備の時間をどう作るかは、書類の量と筆記の有無で変わります。

参考資料

自分の経歴でどの大学院が現実的か、無料相談で確かめませんか?

倍率は入試を読む入口のひとつです。職務経験、英語、筆記、書類の負担を合わせて見ると、候補の大学院が絞れます。

MBAロンダリングは、国内トップMBAの修了者が講師を務める国内MBA・MOTの受験予備校です。無料相談では、経歴と残りの時間を伺ったうえで、どの入試を軸にするか、何から準備するかを一緒に整理します。受験するかどうかを迷っている段階でもかまいません。

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Yoshito.S(監修・MBAロンダリング講師)

監修:Yoshito.S 一橋大学大学院経営管理研究科修了
メガバンクでの金利マーケット業務等を経て一橋大院にてMBAを取得。修了後、アセットマネジメント会社や事業会社にて資産運用業務に従事。金融出身者向けの受験指導を強みとする。 

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Shohei.T 代表
一橋大学大学院経営管理研究科修了。MARCH卒業後、新卒で大手営業会社に入社し、コスト削減や新規事業開発を経験。その後、一橋大学大学院経営管理研究科に進学し、修了後は兼ねてから志望していた大手コンサルティングファームに転職。入社3年で2度昇格しマネージャーに昇格した後、戦略コンサルティングファームに転職し、マネージャーとして大手企業の事業戦略や新規事業戦略の策定のPJをリード。学歴ゆえに志望する企業・業界に入社出来ない人を救いたいという思いからMBAロンダリングを立ち上げる。国内MBAを活用し、転職と昇進を成功させた実体験をもとに、MBAロンダリングのサービスの全体監修を務める。