早稲田MBA(WBS)の入試・学費・倍率【2027年4月入学】冬募集は12月14日まで

早稲田大学ビジネススクール(WBS、正式には早稲田大学大学院 経営管理研究科)は、2026年度にプログラムを大きく組み替えました。日本語で学ぶMBAは「全日制MBA」と「夜間主MBA」の2つになり、2027年度入試からは全日制でも実務経験3年が必須です。
2027年4月入学の秋募集はすでに締め切られています。これから出せるのは冬募集で、願書の受付は2026年12月7日(月)〜14日(月)です。この記事では、2027年度の入学試験要項・よくある質問・パンフレットをもとに、日本語の2つのプログラムの入試を整理しました。
早稲田MBAの要点(2027年4月入学)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 課程 | 早稲田大学大学院 経営管理研究科(専門職学位課程)経営管理専攻(WBS) |
| 日本語のプログラム | 全日制MBA(1年・35名)、夜間主MBA(2年・150名) |
| 授業 | 全日制は平日の昼間、夜間主は平日の夜(18:30〜22:00)と土曜 |
| 出願資格 | 大学卒業など+入学までに常勤で満3年以上の実務経験(全日制も必須) |
| 選考 | 第一次:書類(志願者情報とエッセイ)、第二次:面接。筆記試験はなし |
| 冬募集の日程 | 願書 12/7〜12/14、一次発表 2027/2/4、面接 2/14、合格発表 2/18 |
| 倍率 | 2026年4月入試は出願885人・合格230人(3.8倍) |
| 学費の合計 | 全日制 3,321,000円、夜間主 3,800,000円 |

冬募集の書類はエッセイが中心です。職歴とキャリアの筋をどう組み立てるか迷っている方は、無料相談でご相談ください。
早稲田MBA(WBS)とは
WBSは、早稲田大学大学院 経営管理研究科(専門職学位課程)経営管理専攻の通称です。学位は経営管理修士(専門職)。国際認証のEQUIS(2025年3月)とAACSB(2025年7月)をどちらも再取得しています。
2027年度のプログラムは5つです。日本語で4月に入学する「全日制MBA」「夜間主MBA」と、英語で学ぶ「International MBA」「MSc in Finance」(9月入学)、「早稲田-ナンヤン ダブルMBA」(7月入学)があります。この記事では、日本語の2つを扱います。
2026年度の再編:日本語は2つのプログラムに
2026年度に、日本語のプログラムが次のように統合されました。旧プログラムの募集は2025年4月入学が最後です。
| 2025年度まで | 2026年度から |
|---|---|
| 全日制グローバル(4月入学)、1年制総合 | 全日制MBA(1年・35名) |
| 夜間主総合、夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修・ファイナンス専修) | 夜間主MBA(2年・150名) |
旧「ファイナンス専修」で学んでいた分野は、夜間主MBAの「コンセントレーション」(ファイナンス、人材・組織の2分野)として続いています。必修のコア科目は、リーダーシップ、マーケティング、ファイナンス、ビジネス会計、人材・組織、経営戦略、ビジネス統計、技術・オペレーションのマネジメントの8科目に整理されました。なお、2026年4月以降に全日制(日本語)に入学した人は、ESCPとのダブルディグリーには参加できません。
ネットで見かける「夜間主総合の倍率」「全日制グローバルの入試」といった情報は、2025年度までの旧プログラムのものです。
全日制MBAと夜間主MBAの違い

| 全日制MBA | 夜間主MBA | |
|---|---|---|
| 修業年限 | 1年(延長して最長2年) | 2年 |
| 授業 | 平日の昼間が中心 | 平日の夜(18:30〜22:00)と土曜(8:50〜20:35) |
| 募集人員 | 35名 | 150名 |
| 入試の種類 | 一般・企業派遣・事業承継者 | 一般・企業派遣 |
| 学費の合計 | 3,321,000円 | 3,800,000円 |
| ゼミ | 入学直後から1年間 | 2年次に1年間(金曜夜か土曜午前) |
要項には「夜間主MBA以外のプログラムは平日昼間の授業を前提としており、就業しながら通学することを想定しておりません」と書かれています。働きながら通うなら夜間主MBA、仕事を離れて1年で集中するなら全日制MBA、という選び方になります。
夜間主MBAの通い方
授業は1コマ100分で、平日は18:30〜20:10と20:20〜22:00の2コマです。よくある質問によると、平日2〜3日と土曜に履修する人が多く、土曜だけ、または平日だけでは修了できません。ゼミは2年次に1年間で、金曜の夜か土曜の午前に開かれる予定です(2027年度は36のゼミが開かれる予定)。
選択科目は約200あり、全日制と夜間主でお互いに取れます(必修のコア科目は除く)。修了には50単位以上と、成績平均(S.A.値)0.80以上が必要です。
出願資格:2027年度から全日制も実務経験3年が必須
出願するには、大学卒業など(2027年3月までの見込みを含む)に加えて、入学までに常勤者として満3年以上の実務経験が必要です。2026年度入試まで全日制では「望ましい」でしたが、2027年度入試から全日制でも必須になりました。
- 2024年4月に新卒で入社した人は、2027年4月の入学時に満3年となり、条件を満たします(よくある質問より)
- 学部での専門分野や今の職種は問われません
- 学士の学位が無い人は個別の入学資格審査を受けます(22歳以上。冬募集の申し出は2026年11月30日まで)
- 日本語が母語でない人は、日本語能力試験N1が必要です
2027年4月入学の入試日程:今から出せるのは冬募集

| 日程 | 冬募集 |
|---|---|
| 2026年9月25日〜12月14日 | 出願システムでの入力 |
| 11月30日まで | 学士の学位が無い人の資格確認の申し出 |
| 11月30日〜12月14日 | 入学検定料(35,000円)の納入 |
| 12月7日〜12月14日 | 願書の郵送(締切日の消印まで有効) |
| 2027年2月4日 10時 | 第一次選考(書類)の合格発表 |
| 2月14日(日) | 第二次選考(面接) |
| 2月18日 10時 | 合格発表 |
| 2月26日(必着) | 入学手続きの締切 |
秋募集(願書は9月16日〜24日)は締め切られ、第一次選考の発表が11月9日、面接が11月22日、合格発表が11月26日です。よくある質問によると、秋と冬で募集人数は分けておらず、どちらが有利・不利ということもありません。秋で不合格でも冬に出し直せます(書類はすべて出し直し)。ただし、同じ募集で全日制と夜間主を併願することはできません。
入試説明会は年3回で、次は2026年12月6日(日)12:30〜15:30にオンラインで開かれる予定です(申し込みは11月中に公開予定)。冬募集の願書の受付が始まる前日なので、出願前の最後の確認に使えます。
選考の中身:書類と面接(筆記試験なし)
書類:志願者情報とエッセイ
第一次選考は書類です。出願システムで、志願者情報(志望プログラム、学歴、職歴、語学能力・資格など)とエッセイを入力し、オンラインで出願書類を作ります。要項には「研究計画書」や「志望理由書」という名前の書類はありません(研究計画書は、入学後にゼミに入るときに出します)。
エッセイの設問と字数は、公開されている要項やよくある質問には載っていません。出願システムの入力を進めると確認でき、入力は一時保存して前に戻れるので、早めにシステムに入って設問を確かめておくのが確実です。
あわせて、大学(学部)以降の卒業証明書・成績証明書(原本)を出します。書類は原本1部とコピー3部を簡易書留で郵送し、窓口では受け付けていません。
筆記試験はなし。英語のスコアは任意
早稲田は2024〜2026年度の入試で筆記試験を行っておらず、2027年度の要項でも選考は書類と面接だけです。
英語のスコアは提出が推奨されていますが、必須ではありません。出すなら、TOEIC L&R(国内の公開テストのみ)、TOEFL iBT、IELTS Academicのどれかで、出願締切から2年以内のものです。自宅で受ける形式は使えません。よくある質問には、スコアによる「足切り」は無いと書かれています。
面接は早稲田キャンパスで対面だけ
第二次選考の面接は、第一次選考の合格者だけが受けます。早稲田キャンパスでの対面だけで、オンラインでの面接はありません。日程の個別調整もできないので、冬募集なら2月14日(日)を空けておきます。
倍率:2026年4月入試は出願885人・合格230人
再編後の初めての入試となった2026年4月入試の結果です(秋募集と冬募集の合計)。
| プログラム | 出願 | 合格 | 倍率 | 入学 |
|---|---|---|---|---|
| 全日制MBA | 169 | 44 | 3.8倍 | 39 |
| 夜間主MBA | 716 | 186 | 3.8倍 | 174 |
| 合計 | 885 | 230 | 3.8倍 | 213 |
全日制も夜間主も3.8倍で、出願した人のおよそ4人に1人が合格しています。旧プログラムとはプログラムの区切りが違うので、2025年度以前の倍率とはそのまま比べられません。秋と冬の内訳や入試の種類ごとの数は公表されていません。
学費と給付金・奨学金
| 費目 | 全日制MBA | 夜間主MBA |
|---|---|---|
| 登録料 | 300,000円 | 300,000円 |
| 授業料 | 2,978,000円 | 3,454,000円 |
| そのほか(学生健康増進互助会費・校友会費) | 43,000円 | 46,000円 |
| 合計 | 3,321,000円 | 3,800,000円 |
登録料は、入学する人については入学金に振り替えられます。早稲田大学を卒業・修了・退学した人は、登録料(30万円)が免除されます。全日制MBAの志願者で、日本人等かつTOEIC(L&R)800点以上の人は、予約型の奨学金(登録料と初年度春学期の授業料)に申し込めます(企業派遣入試の人は対象外)。
全日制MBAと夜間主MBAは、どちらも厚生労働省の専門実践教育訓練給付金の対象です(指定講座番号 全日制 1310019-2010031-6、夜間主 1310019-2010041-9、指定期間は2029年3月31日まで)。給付は受講費用の50%(年40万円まで)から、条件を満たすと最大80%(年64万円まで)です。全日制MBAは教育訓練支援給付金の対象でもあります。給付を受けるには、入学の2週間前までにハローワークで手続きが要ります。受けられるかは雇用保険の加入期間などで決まるので、ハローワークで確かめてください。
冬募集から逆算した準備
出願システムの入力は9月25日から始まっています。入力を進めてエッセイの設問と字数を確かめ、これまでの職歴とキャリアの目標を書き出します。
卒業証明書・成績証明書(原本)を取り寄せます。英語のスコアを出すなら、公開テストのTOEIC L&Rなどの結果を用意します。学士の学位が無い人は、11月30日までに資格確認を申し出ます。
オンラインの入試説明会(予定)で、プログラムの違いや在学生の話を確かめます。
検定料は11月30日〜12月14日、願書は12月7日〜14日の消印まで有効です。原本1部とコピー3部を簡易書留で送ります。
2月4日に第一次選考の結果が出ます。面接は2月14日、早稲田キャンパスで対面です。エッセイに書いた内容を、自分の言葉で説明できるように練習します。
MBAロンダリングでは、早稲田の夜間主に合格した方も指導してきました。慶應・早稲田・MARCHなどを目指す方向けの難関MBAコースでは、志望校選びから書類の組み立て、面接の練習まで、一橋大学大学院でMBAを修了した講師が伴走します。
よくある質問
- 全日制MBAに働きながら通えますか?
-
要項では、夜間主MBA以外のプログラムは平日昼間の授業が前提で、働きながら通うことは想定していないとされています。働きながら通うなら夜間主MBAです。
- 新卒で入社して3年目でも出願できますか?
-
2024年4月に新卒で入社した人は、2027年4月の入学時に満3年となり、出願資格を満たします(よくある質問より)。
- 筆記試験はありますか?
-
ありません。2024〜2026年度も筆記試験は行われておらず、2027年度の選考も書類と面接だけです。
- 秋募集で不合格でも、冬募集に出せますか?
-
出せます。秋と冬で有利・不利は無いとされています。ただし書類はすべて出し直しです。
- 英語のスコアは必要ですか?
-
必須ではなく、提出が推奨されています。スコアによる足切りはありません。TOEICは国内の公開テストのL&Rだけが使えます。
- 面接はオンラインで受けられますか?
-
受けられません。早稲田キャンパスでの対面だけで、日程の個別調整もできません。
まとめ
早稲田MBAは2026年度に日本語の2つのプログラムに組み替えられ、2027年度入試から全日制でも実務経験3年が必須になりました。2027年4月入学を目指すなら、次の3つを押さえておきます。
- 今から出せるのは冬募集。願書は12月7日〜14日(消印有効)、面接は2月14日
- 選考は書類(志願者情報とエッセイ)と面接だけ。エッセイの設問は出願システムで早めに確かめる
- 働きながらなら夜間主MBA(2年・380万円)、1年で集中するなら全日制MBA(332.1万円)
この記事の情報は、早稲田大学大学院経営管理研究科の公式資料(参照日:2026年10月13日)をもとにしています。出願の前に必ず最新の要項を確かめてください。ほかの大学院の情報は国内MBA・MOT入試情報にまとめています。
- 2027年度 早稲田大学大学院経営管理研究科 入学試験要項(PDF)
- よくある質問(PDF)
- 2027年度パンフレット(PDF)
- 学費・奨学金・教育訓練給付金
- 入学試験情報
- 新時代のビジネススクールを目指して(2026年度の再編)
- 入試説明会のお知らせ
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早稲田の冬募集は、筆記試験がない分、エッセイと面接で合否が決まります。職歴とキャリアの目標を、どれだけ一貫したストーリーにできるかが勝負です。
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監修:Yoshito.S 一橋大学大学院経営管理研究科修了
メガバンクでの金利マーケット業務等を経て一橋大院にてMBAを取得。修了後、アセットマネジメント会社や事業会社にて資産運用業務に従事。金融出身者向けの受験指導を強みとする。
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